京都市内で5000万円以内のファミリー物件買うとしたらどこがいいですか?叶うなら買いたい地域は、田の字地区です。
田の字地区とは、京都の1等地です。北の御池通、南の五条通、東に堀川通、西に河原町通、田の字を描くように囲まれている地域です。京都の街中心地にあり、地下鉄・バス共に交通の便も良い場所で、人の賑わうエリアになります。四条通と烏丸通の交差点「四条烏丸」近辺は、京都のビジネス街の中心であり、オフィスビルが集中しています。「四条烏丸」から「四条河原町」までは百貨店・商業施設が多く店が立ち並び、平日でも外国人観光客が多いです。四条大橋の東側、鴨川は人々の憩いのスポット、祇園、南座、八坂神社まで京都の情緒麗しい歓楽街へと続きます。田の字地区の物件価格は新築マンションで、1億円を超えます。ファミリー向けの3LDKや4LDKの物件は、7,000万円〜1億5,000万円が相場です。面積が小さい場合でも5,000万円台後半〜7,000万円台と、高額ですので、一般的には、購入は厳しいと思います。
相談者は30代、公務員の旦那様と銀行員の奥様で子供が一人の3人家族。予算は二人の年収を考慮して5000万円。月々支払い14万円くらいまで。頭金は300万円で探されています。
京都市内で30代ファミリーに適した物件を買う場所を、ランキングにしました。参考にしてください。
5位 北区 (鷹峯・紫竹エリア)
特徴
京都市の北部に位置し、金閣寺や大徳寺や自然が豊富なエリアとして知られ人気のエリアです。山々に囲まれ静かで落ち着いた住環境が魅力で、立命館大学や京都産業大学など有名大学もあり、教育施設も多い。特に鷹峯や紫竹周辺は、落ち着いた住宅地が広がるファミリー向けの地域です。鴨川沿いや大文字山周辺など、自然に触れる場所がたくさんあり自然を身近に感じながら生活できます。
メリット
交通アクセス: 京都市営地下鉄烏丸線が通っていて、北大路駅や鞍馬口駅からは市内各地へアクセスが良好。通勤や通学にバス路線も豊富で、細かな地域までカバーされています。比較的フラットな地形なので、中心部まで自転車で移動が可能。
教育施設: 大学や高校が多く、教育機関や子育て支援が充実した環境です。保育園や幼稚園も多く、待機児童問題が少ないため、働く親でもスムーズに子育てができます。評判の良い公立学校が多く存在し私立の教育機関も多い。学力や特色に応じた選択肢が豊富にあります。
物件:鷹峯や紫野などのエリアで、広い一戸建てが手に入りやすい。4LDK以上の物件も多く、ゆったりと過ごせる住まいを見つけることが可能です。中古物件のリノベーションを行った物件も多くあり、手頃な価格で最新の設備やデザインを取り入れた住まいが見つかります。リノベーション物件はコストパフォーマンスが高く、資産価値の維持や向上も期待できます。
商業施設:北大路ビブレや各種スーパーマーケットがあり、日常の買い物に便利。北大路駅周辺には飲食店も多く、食事に困ることもないでしょう。
デメリット
交通の便: 市中心部からはやや離れているため、通勤や通学にやや時間がかかる。
4位 右京区 (太秦・嵯峨野エリア)
特徴
太秦は、映画村があることで知られる歴史と文化の街ですが、近年は住宅地としての開発も進んでいて、ファミリー層に人気のエリアです。嵯峨野も静かな環境で、自然や歴史に囲まれた環境で生活することができます。
物件価格: 太秦や嵯峨野エリアは、5000万円以内でも広めのマンションや一戸建てが購入可能です。右京区は京都市の中心部からやや離れているため、リーズナブルでコストパフォーマンスの良い物件を探すことができます。
子育て環境: ファミリー向けの住宅地としても人気があり、学校や保育園、公園が多くあります。特に、太秦エリアは保育施設や習い事が充実しており、子供がのびのび育つ環境が整っています。認可保育所や認定こども園、私立保育園などが数多く存在しています。
- 太秦保育園(認可保育園)
- 嵯峨野保育園
- 太秦こども園(認定こども園)
- 東太秦保育園
多くの保育施設が長時間保育や延長保育に対応しているため、共働き世帯や忙しい家庭にとっても安心です。仕事の関係で預けられる時間が限られる家庭も、ニーズに合わせて柔軟に利用できることから、ファミリー層に人気が高いです。
保育士の質も高いです。地域のサポート体制が整っていて、保育施設と近隣住民が協力して、子どもたちを育てる風土があります。地元の行事やイベントを通じて、保育園が地域の一部として機能して、子供たちの安全や成長に寄与しています。
スポーツ関連
太秦エリアでは、さまざまなスポーツクラブが存在し、子どもたちが運動を通じて健全に成長できる環境が整っています。
- サッカースクール:近隣の太秦小学校や嵯峨野小学校のグラウンドを利用したサッカースクールが定期的に開催されています。これらのスクールは、地元のクラブチームやスポーツ団体が運営しており、子どもたちの体力向上やチームワークを育む場となっています。
- 空手・柔道:地元の武道館やスポーツセンターで空手や柔道の教室が開かれ、礼儀や忍耐力を養うことができるため、幼稚園から小学校にかけて多くの子供たちが参加しています。
芸術・文化系
太秦は、歴史と文化が根付いた地域であることから、芸術系の習い事も盛んです。
- ピアノ教室:地域には複数のピアノ教室があり、個人指導を行っている先生も多くいます。音楽教育を通じて子どもたちの情操教育に力を入れています。
- 書道教室:京都の文化を学びながら、書道を通じて集中力や美的感覚を育てることができるため、多くの親が子供を通わせています。
- 地域コミュニティ:非常に活発です。町内会やボランティア団体が、定期的に行う行事があり、子供たちが地域社会に溶け込みながら成長する場が提供されています。子供たちは地域全体で見守られながら育つことができ、親も安心して子育てができる環境です。
メリット
- 自然環境: 公園や川沿いの散歩道が多く、子供と一緒に自然を楽しむことができる。
- 治安の良さ: 治安が良く、落ち着いた雰囲気の住宅街が多い。
- 交通アクセス: JR嵯峨野線や京福電鉄(嵐電)、阪急京都線など複数の鉄道が通っており、京都市内中心部や大阪方面へのアクセスが便利です。特に、太秦駅や帷子ノ辻駅からは四条や京都駅まで30分以内で移動が可能です。通勤・通学に適しており、車を使わなくても快適に移動できる点が魅力です。
デメリット
- 災害リスク:右京区の一部地域では、嵯峨野や山間部に位置するエリアで土砂災害や河川の氾濫のリスクが指摘されています。特に、大雨や台風の際には一部地域で避難が必要になる場合があります。
- 一部地域で利便性に差がある:右京区の中でも、嵯峨野や嵐山エリアは自然が豊かで住みやすい一方、生活利便性が高いわけではありません。大型商業施設や飲食店の数が少なく、日常的な買い物や外食に不便さを感じることがあります。
3位 伏見区
特徴
伏見区は、豊臣秀吉が築いた伏見城や有名な伏見稲荷大社、酒蔵が並ぶ風景が広がり、落ち着いた環境です。伏見桃山エリアを中心に商業施設や飲食店が多く、現代的な生活も楽しめます。近年は新興住宅地としても人気があり、モダンな住宅が増えています。
価格帯
5000万円以内で広めのマンションや一戸建てを探すことが可能です。また、駐車場の確保も比較的しやすく、車での生活を考えるファミリーには好条件です。桃山エリアや淀エリアでは、新築物件や新興住宅地の開発が進んで、街並みも整備されています。公園や公共施設が整い、発展が期待されていて、物件の資産価値も上がる可能性があります。
子育て環境
公園や自然も豊富で、特に幼児教育施設や小学校も充実し、子育て世代に安心感を与えるエリアです。イオンモール伏見やイズミヤ伏見店などの大型ショッピングモールがあり、日常の買い物や週末のレジャーにも便利です。また、地域密着型のスーパーマーケットも多く、家族での買い物がしやすい環境です。
桃山エリアや淀エリアの発展:新築物件や新興住宅地の開発が進んでおり、街並みも整備されています。公園や公共施設が整い、家族での生活に適した快適な住環境が提供されています。今後も発展し、物件の資産価値も上がる可能性があります。
メリット
- 交通の便: 京阪本線、JR奈良線、地下鉄東西線が利用でき、京都市中心部や大阪方面へのアクセスが良好。特に京阪電車は大阪方面へのアクセスが便利です。主要な駅に快速や特急も停車するため、通勤・通学時間の短縮ができます。
- 住宅の選択肢: 新築物件やリノベーション物件も多く、ファミリー向けの広い物件が見つかりやすいです。特に、郊外エリアでは土地付きの一戸建てや広いマンションが手に入る可能性が高く、家族でゆったりとした住空間を確保できます。
デメリット
- 観光客の多さ: 観光名所が多いため、観光シーズンには混雑することがある。
- 駅周辺の混雑:特に京阪伏見桃山駅やJR奈良線の駅周辺は、商業施設が集まるため、日中の人通りが多く、静かな住宅街を求める人には不向き。
2位 西京区 (桂・洛西エリア)
特徴
西京区は、京都市内でも特に自然が豊かなエリアで、桂川や嵐山に近い場所にあります。新興住宅地に住む人々は、都会の利便性を享受しながら、緑に囲まれた静かな環境で生活できます。犯罪発生率が低く、ファミリー層にとって安全な環境であるため、安心して子供を育てることができます。
桂坂エリア:特に開発が進んでいるエリアで、住宅地として整備され、新築一戸建てや分譲住宅が多く建てられています。比較的新しい住宅が多く、静かで綺麗な街並みが広がっています。公園や緑地も多く、子供たちがのびのびと遊ぶことができるため、ファミリー層に人気のエリアです。
洛西ニュータウン:1970年代から開発が進んでいる大規模な住宅街ですが、近年も新たな住宅地が整備され続けています。都市基盤が整っており、買い物施設や学校も充実しています。また、バス路線が発達しているため、京都市内へのアクセスも良好です。
大原野エリア:自然豊かな環境の中で、落ち着いた暮らしを求めるファミリー層に人気があります。新築の戸建てや分譲マンションも多く、比較的手頃な価格帯の物件も見つけやすいです。駅からバスを利用する必要があり、交通の利便性が劣りますが、バスの運行が発達しているため問題は少ないものの、駅近物件を求める場合は、その分予算が必要になります。
生活環境: 周辺には洛西タカシマヤやラクセーヌといった大型商業施設、イオンモール桂川もあり、食料品から衣料品、家電まで揃うため、週末の買い物やファミリーでのレジャーにも便利です。飲食店や映画館も併設されているため、休日の過ごし方も豊富に選べます。桂駅周辺には、古くからの地元商店街も存在し、地域密着型の店舗が多く、生活感のある買い物も楽しめます。
メリット
- 自然環境: 嵐山や桂川などの自然が近くにあり、自然を感じられる場所が多い。
- 交通の便: 阪急京都線桂駅は、京都市内だけでなく、大阪方面へのアクセスも良好です。桂駅から、京都市中心部(四条河原町や烏丸)まで約15分、大阪の梅田まで約40分で到着するため、通勤や通学にも便利です。また、洛西ニュータウン方面にはバス路線が発達しており、公共交通機関も使いやすいです。JR桂川駅周辺は、交通網が整っています。
- 教育施設:評判の良い公立学校や私立学校、良質な幼稚園も多く、子供の教育に対する選択肢が豊富にあります。学習塾や子供向けの習い事も充実しているため、教育に熱心なファミリーには適したエリアです。
デメリット
- 交通の混雑: 通勤時間帯には交通渋滞が発生することがある。
- 将来的な資産価値の変動リスク:人気エリアではあるものの、中心部からの距離や郊外感が強い一部エリアでは、将来的な資産価値の上昇が見込めない。特に新興住宅地の場合、物件の資産価値の維持や下落リスクを念頭に置いて物件を選ぶ必要があります。
1位 山科区
特徴
山科区は、京都市の東側に山々が広がり、自然に囲まれた静かなエリアです。東山や醍醐山など、山に囲まれた地域で、緑の多い環境に住むことができます。都会の喧騒を避け、落ち着いた生活を送りたいファミリーにとっては最適な場所です。近くには遊歩道や公園も多数あり、琵琶湖疏水や毘沙門堂など、家族で楽しめる自然や歴史的な場所が多いです。
価格帯:山科区では5000万円以内で一戸建てや広めのマンションが見つけやすく、予算に余裕を持たせて物件探しが可能です。特に、築年数の新しい物件も多く見つかります。ファミリー向けの物件も豊富で京都市内では比較的物件価格が安いため、コストパフォーマンスの良い物件を探すことができます。
子育て支援が充実:京都市の子育て支援制度が活用され、保育園や児童館、親子で参加できるイベントが多数あります。地域の祭りやイベントが定期的に開催されていて、家族で楽しむことができます。また、地域の子育てサークルやボランティア活動も活発で、親同士の交流も深まります。ファミリーが快適に暮らすための生活インフラが充実し、洛和会音羽病院や山科中央病院など信頼できる医療施設もあり、急な病気や怪我にもすぐに対応できる体制が整っています。
勧修寺エリアや小野エリア:これらのエリアは、新しい住宅街として開発が進んでいます。公園や緑地も多く、道路や歩道も広く、ファミリー向けの住環境として非常に整備されています。
メリット
- 物件価格が手頃:山科区は、5000万円以内でも新築や広めの中古物件が多く、コストパフォーマンスが高いです。広い土地付きの一戸建てを求めるファミリーには魅力的です。
- 交通の便:JR、地下鉄、京阪電鉄など複数の交通機関が利用可能で、京都市中心部へのアクセスが良好。JR「山科駅」からは京都駅まで約5分、地下鉄東西線を使えば市内の主要エリアに直結でき、通勤や通学に便利。大津市や滋賀方面へのアクセスもスムーズです。
- 生活の利便性:ラクト山科やイオン山科店、西友などの大型商業施設があり、日々の買い物や外食にも困りません。ファミリー層にとって便利な環境が整っています。
デメリット
- 坂道が多い:自然豊かな地形のため、坂道や高低差がある地域が多く、自転車や徒歩での移動が不便です。高台に位置する住宅地もあり、移動手段として、車が必要になります。
- 住宅密集地:一部のエリアでは住宅密集地が多く、家が近接している。駅周辺ではプライバシーの確保が難しい。
- 災害リスク:山に囲まれた地形であり、大雨による土砂災害や洪水のリスクが一部地域で懸念されている。特に、住宅地選びの際にはハザードマップの確認が重要。
京都市内で30代の夫婦と子供一人が不動産を購入する際には、各エリアのそれぞれの魅力とデメリットがあるため、自分たちのライフスタイルや優先するポイントに合わせて、最適なエリアを選ぶことが大切。自然環境、教育施設、交通の便、将来性などを総合的に考慮して、家族にとって最適な住まいを見つけてください。
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