【DIY体験記】古民家14畳和室リフォーム続編〜壁紙と格闘した日々とその結末〜

壁紙貼り DIY実録

築古の14畳和室を明るくモダンにリメイクしたい思いから始めたDIY、今回は続編「壁紙貼り地獄(でも楽しい)」の体験記をお届けします。

14畳のリビング和室を「MORU MORU」で塗装し壁の補強をしました。今回はその続編として南側8畳の柱と腰板に壁紙を貼って明るく大胆にイメチェンをしていきます。

柱と腰板の壁紙貼りは…予想以上に大変な作業でした。
正直、何度も「もう無理」と思いました。

折れかかった心に鞭打って、なんとか頑張りました。


◆まずはMORU MORUで土壁を補強


お馴染みの「MORU MORU」で、まずは土壁の補強と白塗り仕上げ

土壁は相変わらずボロボロで、ちょっとこするだけで粉が舞う。でも、このMORU MORUは本当に優秀。手で塗れるし、ざらっとした質感が古民家の雰囲気にマッチします。

2日かけて、二度塗りをし、白く、清潔感のある壁にしました。

でも、問題はここから。


◆ベンガラ赤の柱と腰板が主張しすぎてる!

土壁を白くしたことで、赤茶色の柱と腰板(ベンガラ塗装)が気になる

「なんか…昭和の雰囲気だけ残ってる感じ…」

思い切って柱と腰板部分を壁紙で覆うことにしました。

とはいえ、ここで大きな問題が。


◆壁紙が貼れない!くぼみ・でっぱり・曲がる心…

柱と腰板には、細かな凹凸や角、段差が多数…。
壁紙が浮く、ズレる、シワが寄る。

「ここってどう貼ればいい?」
「また浮いた!またやり直し!」

マスキングで下書きしたり、貼って剥がしてを何度も繰り返し、途中で壁紙が破れてしまった…。そのたびに気持ちも破れそうになる。

何度も、休憩し、お茶を飲んで深呼吸。

それでも、「ここまでやったんだから」と自分を奮い立たせて、少しずつ貼っていきました。


◆白じゃ無理!黄色の壁紙に大胆チェンジ

最初は無難に白い壁紙を考えていたのですが…
ベンガラの赤が透ける!

どうしても完全にはカバーできず、くすんだピンクっぽく見える。これは失敗。

思い切って方向転換。
「もう、カラーチェンジしよう。グレー、緑、青、黄色 etc・・・!」

結構悩んで選んだのは、鮮やかなイエローの壁紙。(仲里依紗さんの部屋で印象に残っていたから)
壁紙屋本舗で20m購入。価格は13,480円。

届いたロールを開けたときの印象は――

「明るすぎ…ない…?いや、まぶしいな…」

でも後戻りはできない。
思い切って貼り進めることに。

黄色の壁紙はしっかり色主張しているのでベンガラには負けず良い色合い。ただやはり柱と腰板は貼るのが難しい。段差部分にカッターを入れていくけれど、切れない!切れてない!が続く。カッターの刀を変えるけど直ぐにまた切れなくなる。細かい作業の繰り返し・・時間はどんどん過ぎていく・・めんどいと思う作業。日を変え時間をずらし、気持ちを入れ替え貼り続ける。


◆完成!…したけど目がチカチカ!?

なんとかすべての面に壁紙を貼り終えました。部屋を引きで見た第一声。

黄色の部屋

「明るっ!!」

太陽のようなイエローが空間全体を照らしている。
確かに、古民家の暗い印象は消えました。

目がチカチカする


◆仕上げは「棚」と「花」で柔らかく演出

全体を見渡すと奥の6畳の和室は白い。ただビニールの上からMORUMORUを塗っているので、ボコボコ感が出ている。

白い部屋


醜い所は隠してしまおう。グリーンとフラワーをアレンジっっして窪みに追加した。

花材費は6,480円。でも何か足りない・・・そうだ棚で壁を隠そう

ニトリの棚を購入(14,278円)し、組み立て置いてみた。どうかな?良い感じじゃない?

棚が壁のムラを隠してくれる。
じっくり見れば、粗さも分かるけど――

じっくり見なきゃわかんない。ん🩵!それも、DIYのいいところ。


◆今回のDIY費用まとめ

内容金額
壁紙下地補強材¥11,372
黄色壁紙20m(壁紙屋本舗)¥13,480
壁紙貼り道具一式¥3,675
棚(木製、組立式)¥14,278
花材(造花+生花)¥6,480
合計¥49,285


自分の手で、約5万円でここまで変えられたことに大満足で〜す。


◆DIYは「感情の波」があって当たり前

今回のリフォームを通して感じたのは、
DIYって「手間」もあるけど「気持ち」との戦いが大きいということ。

・思ったように貼れない
・想像と色味が違う
・予想外のトラブル続出

でも、諦めずにやり続けた先には、
自分にしか作れない空間が待っていました。


◆おわりに:完璧じゃなくていい。「私らしい部屋」で暮らす幸せ

正直、完璧な仕上がりではありません。
角が浮いていたり、壁紙のズレもある。

でも、そこに暮らしている私にとっては、
世界で一番愛おしい空間になりました。

「ここ、私が作ったんだ」
そう思える部屋は、想像以上に心を癒してくれます。


次回は、障子リメイク or 網戸の交換、ファン付き電気導入する話を予定しています。
ぜひまた読みに来てくださいね!

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